专利摘要:
光学アセンブリが、第1電極と第2電極を有するレンズと、そのレンズの近くに配置するために構成された可撓性印刷回路(FPC)とを備え、そのFPCが下部絶縁層及び上部絶縁層と、レンズの第2電極と接触するように構成されたFPC電極とを有し、そのFPC電極が、FPCの下部絶縁層と上部絶縁層との間に配置された中心部と、その中心部に接続してFPCの上部絶縁層を通して延びる柱部と、その柱部に接続し、レンズの第2電極と接触するように構成された接触層とからなることを開示する。
公开号:JP2011512559A
申请号:JP2010546743
申请日:2008-02-15
公开日:2011-04-21
发明作者:聡 小見;徹 高橋
申请人:オプチコン インコーポレイテッド;株式会社オプトエレクトロニクス;
IPC主号:G02B7-02
专利说明:

[0001] この発明は、広くはデジタル画像装置用の回路を構成するための接続に関し、特に、レンズと回路基板上の1個以上の電極との間で電気的接触を確立することに関する。]
背景技術

[0002] 近年のデジタルカメラは、カメラの操作を可能にする種々の部品を含むレンズ鏡筒を備えている。そのようなレンズ鏡筒に含まれる部品の中には、液体レンズを含むレンズと、可撓性印刷回路(FPC)がある。FPCと液体レンズとの間の適切な接続が画像データを正確に取得し得るために必要である。FPCと液体レンズが互いに最適な位置関係に配置されていれば、電気的な接続は通常うまくなされる。]
発明が解決しようとする課題

[0003] しかしながら、実際にはFPCと液体レンズとの間の接続は種々の問題に影響されやすい。FPC又は液体レンズの位置決めエラー及び/又はいずれかの部品の整列ミスにより、液体レンズ上の一つの電極とFPC上の他の一つの電極との間で短絡回路が生じるかもしれない。あるいは、位置決めや整列のエラーは対応電極間での電気的な接触の導通を妨げ、それによってカメラの適正な動作を阻害するかも知れない。]
[0004] 従って、デジタルカメラアセンブリのような、光学アセンブリ内でのFPCをレンズに接続するためのシステム及び方法を改善するための技術が必要である。]
課題を解決するための手段

[0005] この発明の一態様によれば、第1の絶縁層と第2の絶縁層と電極とを備え、その電極が、第1及び第2絶縁層の間に配置された電極中心部と、その電極中心部と接触して少なくとも上記第1絶縁層を通して延びる電極柱部と、その電極柱部に接続し、上記第1の絶縁層に近接して配置されたた電極接触層とを有している印刷回路を提供する。その第1絶縁層と、第2絶縁層及び電極中心部は、実質的に同じ長さであるのが好ましい。上記電極中心部がその全長に亘って、その下面に沿って上記第2絶縁層によって絶縁されるのが望ましい。]
[0006] その電極中心部は、実質的にその全長に亘って、その上面で絶縁されるのが望ましい。上記電極接触層は、上記第1絶縁層上に配置されるのがよい。その電極接触層は、印刷回路の外側に沿って配置されるのが望ましい。その電極接触層は、その電極接触層と導電接触する外部部品に対して、その導電接触を維持しながら前記印刷回路が移動できる長さ形状を有するのが好ましい。上記電極中心層の長さは実質的に上記電極中心部より小さい方がよい。上記印刷回路は、光学アセンブリ内で環状のレンズインタフェース(相互接続部)と係合するように構成された環状形であるのが好ましい。その環状印刷回路と環状レンズの径方向寸法は、上記印刷回路とレンズの軸が互いにずれたとしても、電気的接触の導通が維持されるように構成されるのが望ましい。]
[0007] この発明の他の態様によれば、第1電極と第2電極を有するレンズと、レンズの近くに配置するために構成された可撓性印刷回路(FPC)とを備えた光学アセンブリを提供し、そのFPCが下部絶縁層及び上部絶縁層と、上記レンズの第2電極と接触するように構成されたFPC電極とを有し、そのFPC電極が、上記FPCの下部絶縁層と上部絶縁層の間に配置された中心部と、その中心部に接続し、上記FPCの上部絶縁層を通して延びる柱状部(ポスト)と、その柱状部に接続し、上記レンズの第2電極と接触するように構成された接触層とを有する。]
[0008] 上記FPC電極の接触層は、上記上部絶縁層と上記レンズとの間に配置されるのが望ましい。そのFPC電極の接触層は、上記レンズとFPCの間に側方への相対的な移動が生じても、上記レンズの第2電極との導通した電気的接触を維持するように構成されるとよい。上記レンズの第2電極とFPC電極の接触層は環状であるのがよい。上記レンズの第2電極とFPC電極の接触層との接触は、径寸法と外周寸法を有する環状の接触領域上でなされるとよい。]
[0009] その環状の接触領域の上記径寸法は、上記レンズと上記FPCの軸間でオフセットが生じても導通した電気的接触を維持し得るのに十分であるのがの望ましい。典型的な実行手段では、この発明の装置は、オフセットの許容誤差4mmまで回路短絡を防止でき、6mmまで回路開放を防止することができる。]
[0010] さらなる目的や特徴および利点等は、添付図面を参照してこの発明の好適な実施例を説明したときに、当業者には明確に理解できるようになるであろう。
この発明の種々の形態を説明するために、それが理解されるのに現在好ましい形を図面で示すが、この発明はその正確な配置や手段に限定されることはない。]
図面の簡単な説明

[0011] レンズ鏡筒の分解斜視図である。
既存の可撓性印刷回路(FPC)の一部の種々の層を示す断面図である。
この発明の実施例による可撓性印刷回路の一部の断面図である。
この発明の実施例によるFPCに接触し且つ重ね合わせて配置されたレンズの端面図である。
この発明の実施例による図4AのアセンブリのFPCが右へ移動した状態を示す図である。
既存のFPCの近くに配置されたレンズの部分正面・部分断面図である。
この発明の実施例によるFPCの近くに配置されたレンズの部分正面・部分断面図である。
図5のFPC上のレンズの搭載状態を拡大して詳細に示す図である。
図6のFPC上のレンズの搭載状態を拡大して詳細に示す図である。
FPCが左にずれた後の図7のFPC上のレンズの搭載状態をを示す図である。
FPCが左にずれた後の図8のFPC上のレンズの搭載状態をを示す図である。
FPCが右にずれた後の図7のFPC上のレンズの搭載状態をを示す図である。
FPCが右にずれた後の図8のFPC上のレンズの搭載状態をを示す図である。] 図5 図6 図7 図8
発明を実施するための最良の形態

[0012] 以下の記載において、説明のために特定の数値や材料及び構成がこの発明の完全な理解を促すように述べられる。しかしながら、この発明はこれらの特定な詳細例以外にも実施できることは、当業者には明らかであろう。幾つかの実施例では、この発明を不明瞭にしないために、周知の特徴は省略するか簡略化している。さらに、明細書中における「一実施例」又は「実施例」のような語句の使用は、この発明の少なくとも一つの実施例に含まれる実施例と関連して記載される特定の特色、構造または特徴であることを意味する。明細書の様々な個所における「一実施例において」のような語句の表現はすべて同じ実施例について言及しているわけではない。]
[0013] 図1は、レンズ鏡筒アセンブリ100の分解斜視図である。レンズ鏡筒アセンブリ100は、レンズ鏡筒110、可撓性印刷回路200、液体レンズ300、クッション400、回転防止プレート500及び/又はレンズキャップ600を備えている。レンズ鏡筒アセンブリ100は、デジタルカメラ又は他の画像機器のための光学アセンブリの一部を形成する。上記に列挙した部品を選択して、以下にさらに詳細に述べる。] 図1
[0014] 一実施例において、レンズ300は環状形であり、外径が5mm〜10mmである。同様にFPC700(図3)も環状形であり、外径が5mm〜10mmである。しかしながら、レンズ300及び/又はFPC700は、5mm未満又は10mmを超える直径を有していてもよい。] 図3
[0015] 図2は、既存の可撓性印刷回路(FPC)200の一部の断面図である。FPC200は、カバー210、電極220、及び/又はベース230を備えており、そのベースは樹脂でできているであろう。FPC200の電極220は、カバー210によって部分的にだけ絶縁され、それにより電極表面222を外部装置に対して露出したままにしている。この状態は、電極220を外部の電気的な接触点と短絡回路を形成する危険にさらすことになる。] 図2
[0016] 図3は、この発明の実施例による可撓性印刷回路700の一部の断面図である。一実施例において、FPC700の全体的な構成が、図4に示される。具体的には、FPC700は、図3に示すような断面構成を有する環状構造であり得る。しかしながら、この発明はこの実施例に限定されるものではない。FPC700は、環状形である必要はなく、特定の用途に適合するどのような形でもよい。] 図3
[0017] 可撓性印刷回路700は、ベース730、カバー710及び電極720を備えている。ベース730とカバー710は、一般的に「絶縁層」とも称され、樹脂でできているであろう。しかしながら、その絶縁層は樹脂以外の材料でできていてもよい。電極720は電極中心部722と、電極柱724及び/又は電極接触層726とを有している。電極720は、一つの一体の部品であるか、又は分離した部品722、724及び726から組み付けられていてもよい。]
[0018] FPC700は環状形であり、従って外周寸法及び径寸法を有している。この場合、図3に示す左右の寸法が、FPC700を構成する各部品の径寸法に相当する。しかしながら、便宜上、図3に示すFPC700の部品の寸法に対応する左右の距離は、FPC700の部品の「長さ」と称してもよい。] 図3
[0019] FPC700の電極720は、FPC200の電極220よりその表面積の大きな部分に亘って絶縁されているとよい。さらに、電極720は、好ましくは電極接触層726が規定された長さ(図3における左右寸法すなわち径寸法)で作られることによる「選択的露出」であり、液体レンズ300と接触して設置される際に最適な電気的性能を確保するために、FPC700の上面に沿った有利な位置決めができる。さらに、電極接触層726の配置は、特定のレンズ300の配置及び/又はFPC700が組み付けられる特定のレンズ電極320の配置に合わせて作られるであろう。] 図3
[0020] 絶縁層(カバー710又はベース730のいずれか)を、便宜上、ここでは「最上層」又は「上層」、及び「下層」又は「最下層」と称してもよい。そのような用語は、世界的に同等なシステムに関するレンズ300及びFPC700の全般的な配置にかかわらず、図3に示すように電極720及び層710、730の相対的配置に言及することを意図している。] 図3
[0021] 図4Aは、この発明の実施例による、FPC700上に重ね合わせて(図4Aで)接触して配置されたレンズ300のアセンブリ150の端面図である。
図4Bはこの発明の実施例による、FPC700が右へ移動された図4Aを変更したアセンブリ160の図である。]
[0022] 図4の実施例においては、レンズ300とFPC700には、それらの間の導通接触のためにそれぞれ環状面がある。図4A及び4Bの斜線を施した領域がレンズ300とFPC700の間の電気的接触の領域に相当する。図4Aは、レンズ300とFPC700が互いに最適な位置関係にある配置を示している。従って、図4Aにおいては比較的大きな斜線領域155が、レンズ300とFPC700の間の有効な導通する電気的接触の表面積が大きいことを示している。]
[0023] 図4Bは、変更したアセンブリ160を形成するように、FPC700がレンズ300に対して右(図4で)に移動したアセンブリ150を示す。FPC700とレンズ300は、もはや図4Aのように互いに最適な位置関係にはないが、図4Bに示す斜線領域170は、導通した電気的接触が維持される領域を示している。レンズ300とFPC700との電気的接触表面の環状構成により、レンズ300とFPC700の軸間にオフセットが存在していても、導通した電気的接触領域170の維持が可能になる。部品300と700のずれた位置決めにもかかわらず、電気的接触を維持する能力については、以下にさらに詳細に述べる。]
[0024] 環状形のレンズ300と、環状形のFPC700と、環状形の電気的接触領域155との間に形成される外形は、もし環状のレンズ300と環状のFPC700の軸がオフセットしたり非整列であった場合には、導通する表面積は減少するが、電気的接触を維持し得るように作用する。]
[0025] 図5は、既存のFPC200上に搭載されたレンズ300の部分正面・部分断面図である。レンズ300は液体レンズであってもよい。レンズ300は、中央部330と、1個以上の第1の電極310及び/又は1個以上の第2の電極とを有していてもよい。電極320は、FPC200の電極220あるいはFPC700の電極720(図6)と導通する電気的接触を確立するのが好ましい。レンズ300の電極310は、FPC200あるいはFPC700のいずれかの電極と導通する電気的接触を確立しないのが好ましい。なぜなら、そのような接触は短絡回路の状況を引き起こすからである。図5〜図11について、上記のことを念頭に以下に述べる。] 図10 図11 図5 図6 図7 図8 図9
[0026] 好ましい実施例において、FPC200又は700、液体レンズ300、それらの間のインタフェース(相互接続)領域が環状であることが想起されるであろう。しかしながら、簡略化するために、図7〜図12には種々の環状インタフェース(相互接続)領域の一部分だけの断面図を示す。すなわち、図7,9及び図11は、レンズ300に対するFPC200の位置がそれぞれ異なる図5に示したアセンブリの左側部分の断面図である。同様に、図8,10及び図12は、レンズ300に対するFPC700の位置がそれぞれ異なる図6に示したアセンブリの左側部分の断面図である。] 図10 図11 図12 図5 図6 図7 図8 図9
[0027] 図6は、この発明の実施例による、FPC700上に搭載されたレンズ300の部分正面・部分断面図である。レンズ300のFPC200及び700上への搭載の詳細は、以下に図7〜図11に関連して詳しく記載する。この実施例において、電極接触層726の外径は電極320の外径より小さいのが望ましい。この特徴は、図8で最もよく分かる。
以下に、図7、9及び図11によって、既存のFPC200へのレンズ300の組み付けにより直面する問題点について述べる。] 図10 図11 図6 図7 図8 図9
[0028] 図7は、図5のFPC200上のレンズ300の搭載部分のより詳細な断面図である。
図7は、望ましい相対的な位置決めがなされたレンズ300とFPC200を示す。
図7に示す望ましい相対的な位置決めによって、レンズ300とFPC200との間の電気的接続が所望通りになされる。しかしながら、図7に示す配置は、FPC200又はその一部であるカバー210が、レンズ300に対して左か右(図7,9及び図11で)のいずれかへシフトした場合、電気的導通の問題が生じやすい。] 図11 図5 図7
[0029] 図8は、しかしながらカバーがないシステムを示す。短絡を起こすには、電極310がカバー726に接触するほど電極が大きく移動する必要がある。従って、短絡の機会を意味するような大きなエラーが起こることは少ない。] 図8
[0030] 図9は、図7に示した相対的な位置決めと比較して、FPC200及び/又はそのカバー210のいずれかがレンズ300に対して左方へ移動した図7のアセンブリを示している。カバー210の左方向への移動は、露出した電極領域910を電極310に近接させる傾向がある。電極領域910は通常、レンズ300の電極320と同じ電圧レベルであり、それは通常、電極310とは異なる電圧レベルである。従って、電極310が電極220の露出領域910に近接されると、短絡回路を生じ易い。そのような短絡回路は、レンズ鏡筒アセンブリ100の動作を大規模に中断させる。従って、このような部品の配置は重要な問題を引き起す。図7のアセンブリ構成に起因する他の起こり得る電気的接続性の問題は、図11によって以下に述べる。] 図11 図7 図9
[0031] 図11は、FPC200又はそのカバー210がレンズ300に対して右方(図7で)へシフトした、図7のレンズ300とFPC200のアセンブリを示す。カバー210が右方へ移動すると、カバー210の右端が、最終的にレンズ300の電極320に突き当る。カバー210と電極320との接触領域が符合1110で示されている。この状況において、最初の接触点を超えてカバー210が移動すると、電極320を上方へ動かすように作用し、FPC200の電極220上の意図した電気的接触の領域から離れる。この非接続は、レンズ300とFPC200の相互間の意図しない電気的離間を招く。このレンズ300とFPC200との間の電気的導通の崩壊は、レンズ鏡筒アセンブリ100及びそれを内蔵したデジタルカメラのような装置の動作を崩壊させる。
そこで、これに代わる部品の配置について以下に述べる。] 図11 図7
[0032] 以下において、図8、10及び図12を参照して、レンズ300とFPC700の間の相対的移動の影響について、この発明の実施例によって検討される。] 図12 図8
[0033] 図8は、図6のFPC700上のレンズ300の搭載をより詳細に示す。以下の説明において、FPC700又はその絶縁層730(ベースでもよい)をレンズ300に対して相対的な左方又は右方への移動の影響について記載する。] 図6 図8
[0034] 上記のように、図8,10、12は、図6の実施例の左側の詳細な断面図である。全体として図6に示すアセンブリ600を見ると、左方又は右方への相対的な移動の概念は容易に理解される。しかしながら、レンズ300とFPC700との接続部の一部のみの断面領域を見る場合、そのようなサブ領域における電気的導通性の影響は、FPC700のレンズ300に対する径方向の内方又は外方への相対的な移動として示すことによって、最もよく理解される。] 図6 図8
[0035] 特に、レンズ300に対するFPC700の左方への移動は、アセンブリ800の左側ではレンズ300に対するFPC700の径方向の外方への移動を生じ、アセンブリ800の右側ではレンズ300に対するFPC700の径方向の内方への移動を生じる。逆に、レンズ300に対するFPC700の右方への移動は、アセンブリ800の左側ではレンズ300に対するFPC700の径方向の内方への移動を生じ、アセンブリ800の右側ではレンズ300に対するFPC700の径方向の外方への移動を生じる。その左右の側以外のアセンブリ800の点での相対的な移動は半径方向の内方でも外方でもなく、単に側方である。これは、図4A及び4Bによってさらに説明する。]
[0036] 上述したアセンブリ800の左側と右側は、それぞれ図4A及び4Bに示すアセンブリ150及び160にも適用できる。アセンブリ150及び160の上部及び下部でのその相対的移動は、半径方向の内方又は外方というよりむしろ主に側方である。]
[0037] 例えば、図4Bに示す状態において、FPC700とレンズ300の軸間の左右方向のオフセットは、アセンブリ160の最左端及び最右端での電気的接続性をなくすには十分に大きい。しかし、上部と下部の領域が、電気的接続性を維持する領域170を形成する。このように、この実施例は、レンズ300とFPC700との軸間の実質的なオフセットが存在しても、FPC700とレンズ300との間の電気的接続性を維持するように動作する。]
[0038] 最初に、レンズ300に対してFPC700を左方(径方向の外方)へ移動させるアセンブリ800の左側での効果について検討する。図10は、FPC700がレンズ300に対して左方に移動されたときの図8のアセンブリを示す。図9に示したアセンブリにおいて短絡回路の危険をもたらした電極310に対する電極220の露出の問題は、図10の実施例では回避されている。その理由は、絶縁層730が電極中央部722の上面を略完全に覆って延びており、それにより電極中央部722を電極310から絶縁し、それによって短絡回路の条件を回避するように作用するためである。] 図10 図8 図9
[0039] 図10を参照すると、レンズ300の電極310と電極接触層726との間の短絡回路は、それらの間で十分な距離を維持することにより、FPC700の最初の左方への移動の間回避される。FPC700が更に左方に移動すると、レンズに固定されている電極310は、さらに電極接触層726の上面に沿って右方へ前進するように配置されることになる。図10は、その右面が電極接触層726の右側表面に実質的に当接するように配置された電極320を示している。] 図10
[0040] 図4Bに示すように、電極320と電極接触層726との間の機械的係合及び電気的接続は、レンズ300とFPC700との間の環状インタフェースの周囲の他の領域170によって維持されてもよい。従って、この発明の実施例において、提供された電気的接触の幾何学形状の性質は、2つのマッチング部品(レンズ300及びFPC700)の間に、環状の電極接触層726の径寸法(図8,10及び図12で)は左右方向の寸法の大きさを超えるオフセット(すなわち、位置決めエラー)が存在しても、レンズ300とFPC700との間の電気的接続性を維持できるように作用する。] 図12 図8
[0041] 次に、図8のアセンブリにおけるレンズ300に対して右方(すなわち径方向の内方)へFPC700を移動したアセンブリ800(図6)の左側における効果について検討する。図12は、FPC700がレンズ300に対して右へ移動された図8のアセンブリを示す。FPC700が右方へ移動すると、電極320はレンズ300に対して固定されたままであるのが好ましい。従って、FPC700の右方へ移動すると、電極接触層726が電極320に対して右方へ移動し、その間それらの電気的接続性を維持している。図12に示すように前進した状態で、図8に示すように電極接触層がその開始位置に対して著しく移動しているのが見てとれる。さらに、レンズ300とFPC700のアセンブリの構造的完全性、及び電極接触層726と電極320間の導通した電気的接触が、レンズ300に対するFPC700の移動に亘って維持されるのが望ましい。] 図12 図6 図8
[0042] 図12に示すFPC700とレンズ300の部分が完全に接触しなくなった場合(図4参照)でも、レンズ300とFPC700との間の確実な機械的係合及び電気的接続は、図4Bに示すように、これらの2個の部品間の環状インタフェースの周囲に沿ったどこかの領域170によってなお維持され得る。] 図12
[0043] 図11のアセンブリにおいて招いた、FPCの電極220からレンズ300が電気的に離間する問題は、電極接触層726よりレンズ300の近くに位置する図11のカバー210のような絶縁層がないために回避された。このように、部品300と700の配置ミスによって電極320の方へ前進したときに、電極320に突き当たってFPC700とのその接触を断たせるような層はない。] 図11
[0044] 従って、この実施例において、電極接触層726が、絶縁層730に比べて電極320に近い位置にある(図12における垂直方向の寸法)ことは、図11のアセンブリについて言及した問題を有利に回避する。] 図11 図12
[0045] 従って、電極720のこの幾何学形状の実施例は、a)電極310と電極720との間で短絡を起こすこと、またはb)電極320が電極720から電気的に離間すること、のいずれもなく、レンズ300とFPC700がそれらの間の環状インタフェース上で相互に横方向に移動することを可能にする。]
[0046] その周囲に沿ったある点で、電極320と電極接触層726との間の電気的接続性を維持する能力は、電極320の径寸法及び/又は電極接触層726の径寸法によるであろう。実施例において、レンズ300とFPC700の軸にオフセットがあっても、これらの二つの部品間で環状インタフェース領域の全周に亘って電極320と電極接触層726との間で電気的接続性を維持することが望ましい。しかしながら、上述し、図4Bに示したように、ここに開示したこの発明の実施例において、たとえ電極310と電極720との間の環状インタフェースの周囲の一つ以上の部分で接触が失われたとしても、電極320と電極720との間の電気的接続性が維持されるであろう。]
[0047] この発明は特定の実施例について説明されたが、これらの実施例はこの発明の原理と応用を説明しただけであることが理解されるであろう。従って、特許請求の範囲によって規定されるこの発明の範囲及び精神から逸脱することなく、説明した実施例に対する種々の変更が可能であり、また他の配置が工夫され得ることが分かるであろう。]
权利要求:

請求項1
第1の絶縁層と第2の絶縁層と電極とからなり、前記電極が、前記第1の絶縁層と前記第2の絶縁層との間に配置された電極中心部と、該電極中心部と接触し、前記第1の絶縁層の少なくとも一部を通して延びる電極柱部と、該電極柱部に接続され、前記第1の絶縁層の近くに配置された電極接触層とを備えていることを特徴とする印刷回路。
請求項2
前記第1の絶縁層と、前記第2の絶縁層、および前記電極中心部が実質的に同じ長さである請求項1に記載の印刷回路。
請求項3
前記電極中心部が、その全長に亘って下面に沿って前記第2の絶縁層によって絶縁されている請求項1に記載の印刷回路。
請求項4
前記電極中心部が、略その全長に亘って上面が絶縁されている請求項1に記載の印刷回路。
請求項5
前記電極接触層が、前記第1の絶縁層の上に配置されている請求項1に記載の印刷回路。
請求項6
前記電極接触層が、前記印刷回路の外側に沿って配置されている請求項1に記載の印刷回路。
請求項7
前記電極接触層が、該電極接触層と導電接触する外部部品に対してその導電接触を維持しながら前記印刷回路が移動できる長さ形状を有する請求項1に記載の印刷回路。
請求項8
前記電極接触層の長さが、実質的に前記電極中心部の長さより短い請求項1に記載の印刷回路。
請求項9
前記印刷回路が、光学アセンブリ内の環状に形成されたレンズインタフェースと係合するように構成された環状の形状である請求項1に記載の印刷回路。
請求項10
環状の前記印刷回路と環状に形成されたレンズの各径寸法が、前記印刷回路と前記レンズの軸が互にオフセットしていても、導通した電気的接触が維持され得るように構成されている請求項9に記載の印刷回路。
請求項11
第1の電極と第2の電極を有するレンズと、該レンズの近くに配置するために構成された可撓性印刷回路(FPC)とを備えた光学アセンブリであって、前記FPCが、下部絶縁層と、上部絶縁層と、前記レンズの前記第2の電極と接触するように構成されたFPC電極とを有し、該FPC電極が、前記FPCの前記下部絶縁層と上部絶縁層との間に配置された中心部と、該中心部に接続され、前記FPCの前記上部絶縁層を通して延びる柱部と、該柱部に接続され、前記レンズの前記第2の電極と接触するように構成された接触層とからなることを特徴とする光学アセンブリ。
請求項12
前記FPC電極接触層が、前記上部絶縁層と前記レンズとの間に配置されている請求項11に記載の光学アセンブリ。
請求項13
前記FPC電極接触層が、前記レンズと前記FPCのと間で側方への移動が生じても、前記第2の電極との導通した電気的接触を維持するように構成されている請求項11に記載の光学アセンブリ。
請求項14
前記第2レンズ電極と前記FPC電極接触層とが環状である請求項11に記載の光学アセンブリ。
請求項15
前記第2レンズ電極とFPC電極接触層との間の接触が、径寸法と周寸法を有する環状接触領域上でなされる請求項14に記載の光学アセンブリ。
請求項16
前記環状接触領域の径寸法が、前記レンズと前記FPCの軸間にオフセットが発生しても導通した電気的接触を維持し得るのに十分である請求項15に記載の光学アセンブリ。
請求項17
前記導通した電気的接触は、前記オフセットが1mm以下の場合に維持される請求項16に記載の光学アセンブリ。
請求項18
前記導通した電気的接触は、前記オフセットが5mm以下の場合に維持される請求項16に記載の光学アセンブリ。
請求項19
前記導通した電気的接触は、前記オフセットが10mm以下の場合に維持される請求項16に記載の光学アセンブリ。
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同族专利:
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WO2009102336A1|2009-08-20|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2012-11-07| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121106 |
2013-04-03| A02| Decision of refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130402 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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